以前よりごひいきにしていただいているお客様です。
エンジンを始動すると、甲高い金属音がするとの事でご来店頂きました。
いつもありがとうございます!
さて、症状の確認です。
おっしゃる通り、エンジンをかけると、耳を塞ぎたくなるような、キーーーーーー!といった異音が盛大に出ます。
これはかなり末期症状の様子。
あまりエンジンもかけられないので、リフトに入れ、点検開始します。
慎重にエンジンをかけたり、止めたりを行い、異音の場所を確認します。
どうやらミッションの辺りから出ている様です。
このお車はセレスピードなのですが、セレの場合、容疑部品が一つありますので、今回も早速ミッションを降ろします。
はい、この部品。
クラッチレリーズベアリングと呼ばれる部品です。
この部品をクラッチのダイヤフラムに押し付け、クラッチを切ったり、つなげたりする部品です。このベアリングが粉砕してしまっています。
クラッチのプレッシャープレートのダイアフラムです。
爪の先端が削られているのが確認できると思います。
その爪の先端に先ほどのクラッチレリーズベアリングを押し当ててクラッチを切ります。
爪の先端が折れてしまっていますね。クラッチが切れなくなる寸前といった所です。
クラッチも摩耗が見られます。
すべて交換します。
新品のクラッチです。
ダイヤフラムの爪の先端がきれいです。
今回、セレスピードの整備も承りましたので、よく壊れる部品を中心に交換します。
上記の物は、アキュームレーターですね。
セレスピード油圧ポンプも交換します。
セレスピードポンプリレーも交換致しました。
クラッチからセレ部品までかなりの物が新品になり、まるで新車の様なシフトフィーリング。
試運転を行いまして、ご納車させて頂きました。
セレスピードでお困りの事がございましたら、ご相談承っております。
下記lineまでお気軽にどうぞ。