今回、お得意様からご連絡頂きました。
ヒーターが効かず、効いても弱いとの事。最近朝の冷え込みが厳しいので、ヒーター効かないとなかなか厳しいですよね。
確認すると、確かにヒーターの利きが弱い。
また、走行していると、水温計の針がぐんぐん下がり、終いには50℃を下回ってしまい、その後ヒーターが弱くなりました。
完全にオーバークール状態です。
オーバークールは、エンジン水温が適正温度を保てず、下がりすぎてしまう現象の事を言います。
その逆がオーバーヒートですね。
エンジンが冷えればいいじゃないかと思われるかと思います。しかしながら、冷え過ぎもエンジンには良くなく、燃費の低下やエンジン出力の低下、エンジンオイルの劣化促進等悪さをします。
ヒーターが効かなくなるのも弊害の一つですね。
原因は温度調整をしている、サーモスタットの故障が原因。
故障してしまい、本来、弁で水の流れを止めなければいけない所が止められず、冷却水を冷やしすぎてしまっていいる状態です。
これですね、サーモスタット。
奥に見えるのが弁なのですが、周りに隙間が空いているのがわかりますでしょうか。あれが閉まり切っていないといった状態です。
あの隙間から冷却水が流れてしまい、ラジエターで過剰に冷やされてしまいます。
サーモスタットを新品に交換し、冷却水の交換、試運転を行い、症状改善確認されたので、ご納車致しました。
最近ヒーターの効きが悪いと感じられているお客様、ご相談ください。
下記lineまでお気軽にどうぞ。