最近、すっかり秋めいてきましたね。
えー前回のブログ更新がたしか6月・・・申し訳ありません・・・
今回は、走行中にクラッチを切ったら、ペダルが戻らなくなってしまった事例です。
お怪我が無く、本当に良かったです。不幸中の幸いですね。
拝見すると、本当に踏み込んだまま戻ってこないです。
足の甲で引き上げれば戻ってきますが、踏み込むとスカスカですね。
早速分解していきます。
アバルト500はレリーズシリンダーと呼ばれるクラッチを切るための油圧ポンプがトランスミッションの中に入っており、トランスミッションを降ろさないと確認が出来ません。
まずはトランスミッションを外してみます。
すみません・・・
掃除をしてしまった後の写真です。
真ん中の茶色い丸がレリーズベアリングで後ろの黒い物がレリーズシリンダです。
便宜上、個々に説明しましたが、レリーズベアリグとレリーズシリンダは1個の部品です。
掃除する前は、クラッチフルードが散乱しておりました。
レリーズシリンダが破損し、クラッチフルードが飛び散ってしまっている状態でした。
レリーズシリンダとレリーズベアリングです。
レリーズベアリングが前に行ったまま、戻らない状態で固着しております。
なので、クラッチペダルがスカスカになってしまったのですね。
クラッチにもフライホイールにもクラッチフルードが付着しておりました。
クラッチは交換、フライホイールは清掃して組み付け致します。
また、クラッチのフルードホースのシールも切れてしまっており、そこからもフルード漏れを起こしておりましたので、クラッチフルードラインも同時に交換致しました。
明日、試運転をしこたまさせて頂きまして、良ければお返しします。
アバルトの故障、修理も承ります。
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