いつもご利用頂いておりますお得意様からのお電話頂きました。
バッテリーのマークが表示されるとの事。
このマークですね。
お客様も勘違いをされていらっしゃったのですが、この警告表示は、バッテリーが弱ったから出る物ではなく、車両についている充電装置がちゃんと充電してないですよーって事を警告する表示です。
この表示が出たままでも一定期間はなんの問題も無く走行が可能(条件にもよりますが・・・)です。ただし一定期間です。
この表示が出てしまうと、前述した通り、充電機能が壊れているので、バッテリーに充電がされません。
本来であれば、バッテリーから車両で使用する電力を供給し、充電装置が、バッテリーの電力を充電して通常走行をしております。
上記の通り、一定期間の走行が可能な理由として、バッテリーの電力をどんどん使って走行します。
しかしながら、バッテリーに充電がされないので、バッテリーの電力が無くなってしまったら・・・ストンとエンジンが止まってしまい、再始動が出来ません。
今の車は電力を必要とするデバイスが多く使われているので、エンジンが止まる寸前にはいろいろな警告灯が点灯する可能性があります。
もしこれが走行中に起こったら・・・ブレーキやステアリングが効かなくなる可能性があります。
非常に重要な警告なのですね。これ。
こういった警告灯が点灯した場合は、安全な場所に停車して、プロの判断を仰いでください。
さて、診断を致します。
バッテリーの充電電圧を確認すると、9.7V程度しか出ておりません。
正常であれば、13.5から14.0V程度でなくてはいけません。
結果は、充電装置の一つである、オルタネーター(発電機)の故障です。
この部品ですね。
外れてしまった所の写真ですが、右が旧オルタネーター、左が新品です。
159はエンジンの前側についています。
大きい車格なのですが、エンジンルームが意外と狭く、交換がするのに結構な部品を外します。
写真の量が少なく申し訳ありません💦
新品を取り付け、試運転もしっかり行いました。
今回の修理は、任意保険の修理特約で修理致しました。
欧州車に乗られる方は、絶対入っておいた方が良い保険です。
任意保険の特約で、修理費用が出ます。
お勧めです。
保険はともかく、メーターに警告が出た際には、お電話もしくは下記LINEでお問い合わせください。