ホームページを見て頂き、オイル交換にお越し頂きました。弟様のお車を含め、147を4台保有されているというお客様。そのうちの一台はGTA。。。うらやましい環境です。。。
オイル交換の際に、ウォーターポンプの水漏れと、ラジエターからの水漏れ、オイル漏れが発覚し、今回再度来店頂きました。
アルファだけではないですが、欧州車全般的にウォーターポンプは水漏れを起こすことが多々あります。しかしながら、日本車でも同じ(確率は低いですが)です。タイミングベルトで回されているウォーターポンプ、ドライブベルトで回されているウォーターポンプ両方ともかなり過酷な条件の元で働いていらっしゃいます。ですので、まぁ壊れてしまうのもうなづけるのです。
赤い水が滴ってきているのがわかるかと思います。大概の場合、オイルフィルタの辺りや、エアコンコンプレッサーの辺りに冷却水がいらっしゃる場合、ウォーターポンプからの水漏れの場合が多いです。
この様な感じになっております。
エンジンオイル漏れもかなり出ておりました。こちらのオイル漏れは大した事は無く、ヘッドカバー(エンジンオイルを入れるキャップが付いているカバー)からのオイル漏れです。
タイミングベルトカバーを開けると、ウォーターポンプ周りにいつもの赤い結晶があります。ウォーターポンプからの漏れは間違いなさそうです。
下から見た写真です。結晶だらけですね。。。
ラジエターからの漏れの写真です。水回り修理の場合、漏れている箇所はしっかり治さないといけません。と言いますのは、今回ウォーターポンプの漏れのみを修理すると、ウォーターポンプの漏れは当然ながら止まります。漏れが止まると、今までウォーターポンプで水の圧力が逃げていましたが、止まることにより、圧力が上がります。圧力が上がると、今まで滲んで(漏れて)いた箇所が上がった圧力に耐えられず、そこからまた水漏れが起こるといった事になります。水漏れの修理を経験されている方は、”なんでこのホースまで交換なのよ?”と感じられているかもしれませんが、この様な理由の為なのです。
タイミングベルトを外し、テンショナー、アイドラーを外していきます。
テンショナーを外すと、テンショナー裏にも赤い塊が・・・
ウォーターポンプを外しました。大体の場合、プーリーの軸から漏れ出ています。
綺麗に清掃して組み付けます。
タイミングをチェックし、タイミングベルトを組み付けます。
お次はラジエターの交換・・・と思っておりましたが、部品が違い交換できず・・・さらに日本の国内に在庫が無く、イギリスから取り寄せる事になってしまいました。部品入荷までにお時間がかかるので、一旦組み戻し入荷までお待ち頂く事となりました。
大変ご迷惑をお掛け致しまして申し訳ありません💦
試運転、冷却水のエアー抜き(ラジエター交換まだですが💦)を行い、ご納車の運びとなりました。
147や156の部品がだんだん少なくなってまいりました。しかしながら弊社では海外とのパイプがありますので、もし部品が無い場合等ございましたらお問合せ頂ければお調べ致します。
なんなりと下記line迄どうぞ!