引っ越しする前からのご贔屓にして頂いているお客様です。
車検をご依頼頂いた時に、パワーステアリングがエラー表示と共に突然重くなる症状が頻発されたということで、修理のご依頼を頂いておりました。
年末年始が重なってしまい、海外から部品が届くのが遅くなってしまいまして、先月の後半にやっと部品入荷しました。
まずはエラーのチェックから。
前回、パワーステアリングのエラーを消去しておきましたので、今回チェックした際に同じエラーが再度入っている様であれば、間違いはないかと。
同じエラー、入ってますね。
大体の場合、C1002というエラーが入ります。
ネット界隈で騒がれているトルクセンサーのエラーですね。
センサー不良で交換をしなければならないのですが、センサーのみが出ないので、ステアリングコラムアッセンブリー交換となります。
ディーラーさんでは新品で交換になる様ですので、高額な修理になります。
弊社では、前述の通り海外のディーラーよりリビルト部品を取り寄せ交換致します。
真ん中に鎮座するものが、ステアリングコラムアッセンブリーです。
この様な感じでステアリングを豪快に外します。
ステアリングアッセンブリーを取り外すと、この様にステアリングコラムアッセンブリーを取り外せるスペースが出来ます。
新旧ステアリングコラムです。
とりあえず仮組の状態でセンサーの再点検とキャリブレーションを行います。
全部組んでしまうと、初期不良でセンサーのキャリブレーションが出来ない場合、また分解をしなければならないので・・・そうなった場合の傷を浅くするためにこの状態で行います。
キャリブレーションが終了したら、エンジンを始動し、各センサーが正常に作動しているかを確認します。ここまで来ればもう大丈夫。。。以前何回かここまで来れない事がありまして・・・ここでは割愛しますが、そうなると大変です。
正常に作動する事を確認したら、試運転です。
再発してしまっては困るので、色々なシチュエーションでの作動を行い、少し時間をかけて試運転します。
問題無ければ、お客様へ納車致します。
アルファロメオ ミトや、最近ではフィアット500でもよく起こるこの症状。
経験されている方はお分かりですが、症状が出てしまうとかなりステアリングが重いです。女性ではまず切ることができないかと思います。
もしそうなった場合、エンジンを切ってもう一度かけ直せば症状が改善されることがあります。しばらくはこの方法でしのげます。
しかしながら上記の方法を行ったが、症状が短期間で再発してしまう場合は修理をお考え下さい。
ブログ内にも触れましたが、弊社では海外の部品ディーラーから部品を取り寄せ、リーズナブルに修理を行っております。
ディーラーさんにて高額修理となり、この修理を躊躇していらっしゃる方、ご相談下さい。
少々部品取り寄せまでに時間はかかりますが、ディーラーさんよりはリーズナブルに修理できますので、下記line、もしくはお電話下さい。
もちろんご相談だけでも結構です。お待ちしております。