以前よりホームページを見て頂いており、今回、オイル交換のご依頼を頂き、ご来店頂きました。
ご来店された時、ベルト鳴きの様な甲高い音が。
ん?
これはまずい💦
ベルト鳴きと言うよりも金属の擦れている音。
fiat500でこの音は・・・ネット界隈で情報が出ております、クラッチ系の故障です。
オーナー様に確認したところ、日に日に音が大きくなってきたと。
オイル交換のご依頼からの緊急入院となりました・・・
リフトアップして車輌下から音の確認をしたところ、間違いなくクラッチハウジングの中から音が出ております。
ちなみにリフトに入れる際に、煙まで吹いてしまいました。。。
幸か不幸かお店に来られた時で良かったです💦
作業説明、見積りを提示し、オーナー様のご了解を得て作業開始です。
まずはバンパーを外します。
サブフレームの一部を外し、フロントメンバーをずらすためです。
このあたりのやり方はショップ毎で違いますね。
一人親方の重整備、写真を撮る余裕がありませんで、いきなりの降ろした所です。
お?なにか落ちてる?
お?なにか丸い物が・・・
割れてる・・・
はい、これらはクラッチレリーズベアリングの成れの果てです。
完全に粉砕されておりました。
ミッションをエンジンから切り離した時に、ベアリングの球が床にコロコロと。。。
レリーズの当たり面もグズグズしてますね。
レリーズフォークです。
このレバーでレリーズベアリングを押してクラッチを入り切りします。
よくクラックが入るので、新品と交換します。
新品のレリーズベアリングとフォークです。
少しだけグリスを塗布し、組み付けます。
写真を撮り忘れてしまいましたが、当然クラッチも新品に交換です。
ミッションを組み付け、クラッチ、デュアロジックのキャリブレーションを行い試運転です。
異音も無く、スムースなシフトが戻ってきました。
異音、結構怖いです。
もしなにかいつもと違う音がされたらお気軽に↓にメールください。